■エコデザイン・8つのキーワード
2001年協同組合設立に当り、省エネ・クリーン・易分解性・リサイクル・生分解性・エコマテリアル・長寿命・省資源の8つのキーワードを掲げ、循環型社会における家づくりを考えてきました。
1.省エネ
エネルギー効率を高め、その消費量を削減。化石化燃料などの非再生資源の消費に歯止めをかけ、結果としてCO2などの地球温暖化ガスの排出量の抑制につなげる。
2.クリーン
加工段階や使用段階において、環境中に有害な物質を放出して環境を汚染することがない。また、材料の長距離輸送が少なく、船舶やトラック等のCO2など排ガスの排出が少ない。
3.易分解性
解体や部材交換のしやすさなどに配慮。異なる素材を結合する場合は分離可能な方式にする。ライフサイクルの異なる部分を取り外し、修理したり交換したりしながら、全体として長い間使用する。
4.リサイクル
再加工する素材リサイクル、廃棄物の再資源化まで、資源の循環利用。設計は最も環境負荷が少ない方法を選択。リサイクルに多くのエネルギーを使わず、新たな価値で商品性を高める。
5.生分解性
端材や廃棄材を土に埋めた場合、バクテリアに分解されて土に戻る生分解性を有すること。木材以外も、土に戻る材料を使用する。
6.エコマテリアル
素材を再生可能資源である自然素材など、より環境性能の高いものに置き換えていく。リユースに耐え、破棄しやすいこと、有毒な成分を排出しないことを条件に選ぶ。
7.長寿命
省資源と廃棄物問題の両方を解決。適切なタイミングでメンテナンスや部材交換をするなど、所期の性能を保ちつつ長く使用する。アップグレード可能。デザイン・イメージの長寿命化を実現。
8.省資源
素材の使用量を減らして地球環境の消費を抑える。輸送効率を高め、使用時の資源・エネルギーの削減効果をはかる。省資源で製品の機能・形態や製品そのもののありよう自体を大きく変える。