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■バランスシート
社会では、貸借対照表をバランスシート(BS)と呼び、その役割は、企業の財政状態を把握するためのものです。
その言葉を借りて2007年・2008年と、これまでこの会で建てた住宅の見積書を分析して、この会の家つくりの内容がどういうものだったのかを把握しようと試みました。
一般的にも工事見積書とは、職種別毎の工事見積内容の積み上げです。そこからは建てようとする住宅の中身が見えにくいと思いました。見積書の中身を構造・仕上・設備に分ける作業をしました。構造にはどのくらいお金をかけて、仕上(意匠)にはどうで、設備にはどうか。それらを理解することで、自分が目指している住宅に本当に向かっているかどうかを確かめることが可能になると思いました。(文責 河合喜夫)
以下2007・2008年講座での活動報告より抜粋
「どう考えるべきか? 木の家の予算」~3つに分類、そのバランスから考える~
木の家づくりをしていく上で一番大切なものは何か、何に重きを置いて計画したらよいだろうか。この点を資金配分の視点から検討する。はずせない、はすじてはいけない物は何か?木造である以上、木構造である。では一体どの位の予算をそこにかければ「木の家」は出来るのか?
今まで会で建てた建物8件を選び、それぞれ構造・仕上・設備に分類し割合を比べた結果、それぞれ構造3:仕上5:設備2の比率が見えてきます。これをバランスシートとして、予算が合わない時は、そぎ落としという作業で調整してみます。仕上と設備をけずる事はあっても、会の家は「構造3割はベース」と考え、設備重視になり肝心な構造をそぎ落とす事はせず、そこから再び考えていくべきです。
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